新しい取り組み事例

コンビニで医学書!?

皆さんは、コンビニで雑誌を立ち読みしたことはあっても、医学書や受験問題集を手に取ったことはないのではないでしょうか?

 

弊社では、取引先の立地と客層を分析した結果、コンビニに「専門書を揃えた異色の売り場」を実現することに成功しました。地域の中核病院内のお店に、糖尿病や高血圧予防に役立つレシピ本コーナーを、また、学習塾に隣接しているお店では、地元の受験情報誌や高校入試問題集を納品し、好評を博しています。

 

近年、病院や役所内にオープンする大手が増えています。出店余地がなくなったことも一因ですが、従来型の品揃えでは、消費者ニーズに対応出来ないと本部が判断していることも影響しているようです。弊社でも、店ごとに商品構成を見直し、専門書の導入に踏み切りました。幸い、他店と比べ、3割増の売上げをマークし、好調な出足となりました。

 

雑誌やコミックだけがコンビニの主力商品である必要はありません。「売れる本を売れるお店で売る」。このシンプルな発想こそ、売上げを伸ばす最重要なポイントなのです。

 

雑誌コーナーの様子

一般的なコンビニ内の雑誌コーナー

病院内の雑誌コーナーの様子

病院内に設置された糖尿病や高血圧予防に役立つレシピ本コーナー(ローソン済生会熊本病院店)

 

行政区にとらわれない配布エリア

熊本の人吉球磨地方は、古くから独自の文化を育んできた静かな城下町です。この人吉で、店舗当たりの販売実績を着実に伸ばしているコミュニティ誌があります。 店によっては1 号で販売数が3桁に達する人気雑誌です。出版社の要望もあり、情報誌と地域の独自性を考えて、あえて県内全域での販売は避け、地元だけで集中的に販売したことが奏功した好例です。

 

一方、新たな読者層の開拓に成功した、大分の釣り情報誌があります。
大分県内の好ポイントへは、福岡の北九州市や宮崎の延岡市からも多くの釣り人が訪れます。いわゆる国道10号線・日豊本線ラインです。このケースでは、3県をまたぐエリアに幅広く納品することで効果が上がることが実証されました。今では大分との航路がある山口県の一部へも納品を開始し、販路を拡げています。市町村の枠にとらわれない柔軟な配本計画を提案出来るのが弊社の強みです。

 

市町村の枠にとらわれない柔軟な配本計画を提案が可能

 

九州、山口のあらゆる店舗に対応

環境の変化にも細心の注意が必要です。例えば、役所の移転、隣町とのトンネルの開通、観光地への新航路の就航など、周辺環境が変わったときには、小売店舗の商品構成も変化させなければいけません。

 

このような広域かつ柔軟な販売戦略を支えるため、2007年には念願だった福岡地区に進出しました。九州山口の書店、コンビニをフルカバーする体制がようやく完成し、熊本ネット一社で主要取引先への一括納品が可能となりました。( 但し、搬入先は複数の拠点に分かれています)

 

例えば、納品先を福岡の書店や熊本のセブンイレブンに限定したり、全九州のお店に一斉に納品したりと、様々なリクエストへの対応が可能になったことは最近の成果の一つです。

 

店頭の様子 店舗の様子

 

文庫本コーナー 雑誌コーナー
九州山口の書店、コンビニをフルカバーする体制がある。また、エリアを限定したコンビニへの納品など、様々なリクエストへの対応も可能

 

九州に特化した企画やフェア

2011年3月、遂に九州新幹線が全線開通しました。これにより新大阪・鹿児島中央間が乗り換えなしで3時間45分、同じく新大阪・熊本間が2時間59分に短縮されました。

 

過去にも、地元出版社と「九州うまいもんフェア」( 書店) や「九州の郷土史」( コンビニ) などのブックフェアを開催してきましたが、今回の全線開通を機に、関西フェアなどの新企画も検討しています。

 

また、2010年には、静岡と九州3都市を結ぶ新航空路開設を記念して、静岡市の大型書店で「九州タウン誌展」が開催されましたが、この催しへも全商品を供給しました。このように、九州内外での書籍フェアを積極的に仕掛け、新たな需要を喚起してきました。今後は、「新幹線」「B 級グルメ本」「城郭シリーズ」などのローカル色溢れる企画の立案も検討しています。

新しい試みとしては、オリジナル販促グッズの作成や自主出版の制作などに取り組んでおります。

今後も物流業務に留まらない、幅広いサービスの確立を目指し、日々チャレンジして参ります。

新たな需要を喚起する

新幹線フェア/紀伊国屋書店 福岡本店にて

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